化粧品に使われている合成ポリマーとは、合成樹脂・合成ゴム・合成セルロースなどの総称ことです。
合成なので変質しない、腐らない、安価な原料として化粧品に多く使われています。

少量でクリーム状の化粧品を作ることができ、さわり心地もやわらかくてべたつかないため、乳化剤として化粧品に使われます。

合成ポリマーを化粧品に入れると、簡単に「とろみ」をつけることができ、肌につけた後、すぐにつるつるの手触りにすることができます。
肌がつるつるになったと思っても、実はビニール状のクリームで肌をおおっているだけという場合も有ります。
合成ポリマーは水分をのがさないので、肌の上にのって、肌表面がさらっとします。

しかし化学物質なので、肌にあわなかったり、体内の汗や油を排出する通り道をふさいでしまいますから、皮膚の常在菌にも良くないと言われています。
また紫外線にあたって物質が変化したりとそのマイナス面も研究材料とされています。
本来人間として機能していた肌の表面が、ビニールで覆うようにふさがれるので、肌を痛めることになりかねません。
それでも合成ポリマーが入った化粧品を使うと、肌表面はつるつるしますし 肌触りもなめらかなので、自分の肌が痛められていることに気がつきません。

合成ポリマー入りの化粧品を使い続けると、肌本来の機能を低下させ、自力で潤いを保てず弱肌になり敏感肌や乾燥肌になる可能性があります。

さらに合成ポリマーは、肌への密着性が高く落ちにくいため、強力なクレンジング剤でないと落とすのが困難です。
無添加化粧品といっても、こういった合成ポリマーがふんだんに使われている場合がありますので、よく成分表を見る事が大切です。

合成ポリマーの種類は、以下の3種類あります。

・水溶性合成ポリマー
親油基からなる通常の界面活性剤とは違う原理の合成界面活性剤で、通常のほかの合成界面活性剤の働きを補強します。
この面からも肌のバリア機能を弱めてしまうので肌には好ましくない合成化学成分と言えると思います。
水溶性コラーゲン、加水分解ケラチンなどは明らかに乳化剤。皮膚のしっとり感を長持ちさせ、強い皮膜を作る性質をもっています。
カサつきがなく、肌に粘りつくような感触があると思いますが、合成ポリマーには総じてこういう性質があります。

・シリコーン
ケイ素系の合成ポリマー。汗に流れないファンデーションや落ちない口紅などの化粧品に使われる撥水性の強い皮膜剤。
表示名称はシリコーンではない別名なのでわかりにくいです。ジメチコンなど「~メチコン」とつくのがケイ素系の合成ポリマーです。
皮膚のツヤ出し、シワの凹凸の補修などにも利用されます。

・ジェル
水溶性合成ポリマーの水溶液。化粧水、美容液、乳液、クリームの順に合成ポリマーの濃度が濃いです。
強い粘りがあるのできわめて低い濃度で作ることが可能で、そのため成分表示順位が下のほうにあり、さらに成分名から察することがむずかしく、消費者にはわかりにくくなっています。
クレンジング、洗顔フォームによって皮脂を洗い流した後、ジェル系の基礎化粧品を使っている人は、これら合成ポリマーの水溶液を顔につけていることになるのです。
皮脂のない皮膚は、合成ポリマーの強い皮膜にじかに覆われることになります。そういうジェル化粧品は、一晩寝るうちに、少しの水気を残し大部分は蒸発してしまいますから、極薄で強い皮膜がピタッと顔に貼りついている状態になるのです。

今では合成ポリマーも安全性が高くなっているとは言え、やはり人工合成物無添加で、自然由来のものを求める声は高まっています。
知らずに肌の調子が良くなったと思っていたら恐ろしいですね。

関連ページ